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「ルー君は脚が長いね」 サラサラな髪の毛を指でとかすと、彼は至極幸せそうに微笑む。私の太ももの上でごろごろしているルー君は先程から忙しなく動いていた。私の太ももを掌で押したり、ソファーからはみ出た自分の足をばたつかせたり、膝枕した状態で私の腰にしがみついてきたり、まるで子供みたいで可愛い。 私は会議で使う資料を読みながら、時折彼の相手をしていた。 「脚が長いなんて言われたの初めてなんだよー」 「そうなの?」 「うん。でもから言われるのはやっぱり嬉しいんだよ」 本当に嬉しそうで、可愛い。彼の頬を撫でると、上半身を少し起こして再び私に抱きついた。さっきと違うのは、ルー君の顔が私の胸で、手は背中に回されていることだ。正直その体制はきついんじゃないかと思って、持っていた資料をサイドテーブルに置いて彼の頭と身体を支えると背中に違和感を感じた。状況を理解した私は敢えて彼の頭を強く抱き締める。 「……っ、くるし、」 「だってこうして欲しかったんでしょ?」 「ごめんって……謝るから、ちょ、息っ、」 流石に私も圧迫が辛くなってきて、彼の頭のてっぺんに軽くキスをして解放する。やっと自由になったルー君は大きく息を吸って吐いた。その様子を見ながら、私はブラを着けなおす。まったくどこでそんな技を身に付けたのだろうと思ったけど、どう考えても犯人は私しかいない。一人項垂れる。 「死ぬかと思った…」 「大袈裟ね」 「同じの胸の中でも、どうせならセックスの最中に死にたいんだよー…」 「私の上で死んだりしないでよ」 「でもセックスで死ぬのはかもね」 私の太ももに寝たまま懲りずに胸を触ってくる彼に最早制裁を加える気にもならなくて好きにさせることにする。 「はセックスの最中に死にたい?」 「ううん。死体が裸で見つかるの嫌」 「あー…確かにイッた衝撃で死んだら入れっぱで発見されるもんね。埋葬も一苦労なんだろうねー」 「何、そんなにシてる時に死にたいの?」 「の胸の中で死ぬならね」 ルー君の大きな手が私の胸の形を変える。意外と男らしい彼の手が私に卑猥なことをしているのを見て不思議な気持ちになる。 「…」 「ん?」 「えっちしよ」 「言うと思った…しないけど」 「しようよー」 「これまだ読み終わってないもの」 「会議の時おいらが説明するから大丈夫なんだよ。おいら昨日全部読んだし」 「今シたら明日会議に遅刻するじゃない」 「そんなに激しいの期待してたの?おいらも頑張るんだよー!」 彼は急に起き上がって私の唇を塞ぐ。私が不意討ちに対応しきれていないのをいいことに、舌を突っ込んだままくつくつと笑って、囁いた。 「あいしてる」
目を閉じてステラ
2013.12.10
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